ペットと住まいの寄り添いトレーナー 佐藤👨です。千葉県東葛地区を起点にペットショップと連携しながら全国展開対応中。オンラインを駆使した家庭犬専門しつけの教室。 しつけ以外に、犬の特性に基づいた飼い方や健康管理、住まいでの環境設定等幅広に情報提供しております。他にない犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、褒めるトレーニングによる指導を行っています。

日本では耳にすることが少ないですが、取り組みについて知ってもらえればと思います。
ファシリティドッグのメリットとその影響
ファシリティドッグとは、医療機関や福祉施設などに常駐し、専門のハンドラーと共に活動する特別に訓練された犬のことを指します。セラピードッグと似ていますが、ファシリティドッグは特定の施設に継続的に配置され、医療従事者や患者との関係を深めることが特徴です。日本でも徐々に導入が進んでおり、医療現場や教育機関、福祉施設などで重要な役割を果たしています。
1. 患者のストレス軽減と精神的サポート
ファシリティドッグの最大のメリットの一つは、患者の精神的な負担を軽減し、ストレスを和らげることです。特に長期入院を余儀なくされている患者や、手術や治療に対して不安を抱える患者にとって、ファシリティドッグの存在は大きな安心感を与えます。
動物と触れ合うことで、人間の脳内にはオキシトシンという「幸せホルモン」が分泌され、リラックス効果が生まれます。これにより、不安や痛みの軽減が期待され、病院環境をより快適なものにすることができます。また、特に小児病棟では、子どもたちが治療を前向きに受け入れる助けとなり、治療の成功率を高める効果もあります。
2. 医療スタッフの負担軽減
ファシリティドッグは、患者だけでなく、医療スタッフのサポートにも大きな貢献をします。病院では、医師や看護師が患者のケアを行う中で、精神的・肉体的なストレスが蓄積しやすく、バーンアウト(燃え尽き症候群)のリスクも高まります。
ファシリティドッグがいることで、患者がリラックスし、病院の雰囲気が和らぐため、医療スタッフの精神的な負担が軽減されます。また、患者の不安が減ることで、医療スタッフが対応しやすくなり、効率的なケアが可能になります。特に、終末期医療の現場では、患者と家族の精神的なサポートとして機能し、医療スタッフの心理的負担を和らげる役割も果たします。
3. リハビリテーションの促進
ファシリティドッグは、リハビリテーションにも非常に有効です。リハビリ中の患者にとって、身体を動かすことは重要ですが、痛みやモチベーションの低下が原因で積極的に取り組めないケースもあります。
そこで、ファシリティドッグとの交流を取り入れることで、リハビリを楽しみながら行うことができるようになります。例えば、犬にボールを投げる動作や、リードを持って一緒に歩くことは、自然な形で運動機能を向上させる手助けとなります。また、犬に指示を出すことで、言語能力の向上や認知機能の改善にも寄与します。特に、高齢者の認知症予防や回復期リハビリにおいて、ファシリティドッグの存在は大きな効果を発揮します。
4. 社会性の向上とコミュニケーションの促進
ファシリティドッグは、患者や利用者同士のコミュニケーションを促進する役割も持っています。病院や福祉施設では、人との関わりが少なくなりがちですが、犬がいることで会話が生まれ、自然とコミュニケーションが活発になります。
特に、うつ病や発達障害を持つ人々にとって、対人コミュニケーションが苦手な場合でも、犬を介することで他者と交流しやすくなります。犬とのふれあいを通じて、表情が明るくなったり、自発的に会話が増えたりすることが報告されています。さらに、介護施設などでは、犬が話題の中心となることで、入居者同士の会話が増え、社会的孤立の防止にもつながります。
5. 施設の雰囲気向上と患者のQOL向上
ファシリティドッグが常駐している施設では、病院や福祉施設の雰囲気が明るくなり、患者の生活の質(QOL:Quality of Life)の向上につながります。
病院という環境は、緊張感や不安がつきまとう場所ですが、犬がいることで温かみのある空間になります。例えば、小児病棟では、子どもたちが犬と遊ぶことで笑顔が増え、ポジティブな気持ちで治療に臨むことができます。また、高齢者施設では、犬と一緒に過ごす時間が日々の楽しみとなり、精神的な安定をもたらします。
さらに、犬がいることで施設全体のイメージ向上にもつながり、訪れる家族や来客にも良い印象を与えます。これにより、病院や福祉施設の満足度向上にも貢献し、利用者やその家族にとっても、安心して過ごせる環境が提供されることになります。
まとめ
ファシリティドッグの存在は、患者、医療スタッフ、施設全体にとって多くのメリットをもたらします。精神的なサポートやストレス軽減、リハビリテーションの促進、社会性の向上、そして施設の雰囲気改善など、その効果は多岐にわたります。
日本においてもファシリティドッグの導入が進みつつありますが、まだ十分に普及しているとは言えません。今後、より多くの医療機関や福祉施設で活用されることで、より多くの人々がその恩恵を受けることが期待されます。ファシリティドッグがもたらす癒しと希望が、より良い医療・福祉環境の実現に貢献していくことを願っています。
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