アレルギーが強い犬種と留意点

ペットと住まいの寄り添いトレーナー 佐藤👨です。千葉県東葛地区を起点にペットショップと連携しながら対応。オンラインを駆使した家庭犬専門しつけの教室。しつけ以外に、犬の特性に基づいた飼い方、住まいでの環境設定他幅広に情報提供しております。他にない犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、褒める実技指導を行っています。

我が家のコロン、6歳となり中年。特段、皮膚病等もなく、今のところすこぶる元気いっぱい。人間同様、健康第一です。

1. アレルギーを起こしやすい代表的な犬種

シーズー

  • 小型犬のなかでもアトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症が多い。
  • 顔のシワや垂れ耳の構造上、皮膚炎や外耳炎を繰り返すケースが多い。

フレンチ・ブルドッグ

  • 遺伝的に皮膚バリア機能が弱く、環境アレルゲンや食物に反応しやすい。
  • 短頭種で皮膚のシワも多いため、湿気や細菌の繁殖で炎症が悪化しやすい。

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア(ウエスティ)

  • 皮膚疾患が非常に多い犬種で、特に食物アレルギーの報告が多い。
  • 白い被毛のため皮膚の赤みや脱毛が目立ちやすい。

ゴールデン・レトリバー

  • 大型犬のなかでアレルギー体質が多い。
  • 遺伝的に皮膚炎や外耳炎が出やすく、慢性的に管理が必要なケースが多い。

ラブラドール・レトリバー

  • ゴールデン同様にアトピー性皮膚炎や耳のトラブルが多い。
  • 活動的で屋外に出る機会が多いため、花粉やダニの影響を受けやすい。

柴犬

  • 日本犬のなかでアレルギーの発症率が高い犬種。
  • 皮膚が乾燥しやすく、痒みやフケ、脱毛が目立ちやすい。

ミニチュア・ダックスフンド

  • 皮膚疾患全般が多い傾向があり、食物アレルギーを抱える犬も少なくない。
  • 耳が垂れているため、耳炎の慢性化に注意。

プードル(特にトイプードル)

  • 被毛が密集しているため通気性が悪く、皮膚トラブルが出やすい。
  • 遺伝的に食物アレルギーやアトピーを持つケースも多い。

2. アレルギー体質犬の特徴と留意点

アレルギーを起こしやすい犬種には、以下のような共通点が見られます。

  • 皮膚バリア機能が弱い
    → 湿疹や乾燥、細菌感染を繰り返しやすい。
  • 耳の構造が蒸れやすい
    → 外耳炎が慢性化しやすい。
  • 遺伝的素因
    → 親犬から体質を受け継いでいることが多い。

飼育の際には以下の点に注意が必要です。

(1) 食生活の管理

  • 限定原材料フード(ラム、サーモン、ポテトなど)や加水分解タンパクフードを利用。
  • おやつや人間の食べ物を与えると、せっかくの除去食療法が無効化する。
  • 食物アレルギーの可能性がある場合は、6〜8週間の食事管理で経過を観察。

(2) 環境整備

  • 部屋の掃除をこまめに行い、ダニ・ハウスダスト・花粉の影響を減らす。
  • カーペットや布製ソファはダニの温床になりやすいため注意。
  • 散歩後は被毛や足を清潔に拭き取る。

(3) スキンケア

  • 低刺激性のシャンプーで定期的に洗浄し、保湿剤を使って皮膚を守る。
  • 特にシーズーやフレンチブルドッグなどシワの多い犬種は、シワの間の清潔保持が必須。

(4) 耳のケア

  • 垂れ耳の犬種(レトリバー、シーズー、ダックスなど)は外耳炎が慢性化しやすい。
  • 定期的に耳の中をチェックし、赤み・臭い・耳垢の増加があれば早めに獣医師へ。

(5) ノミ・ダニ予防

  • ノミアレルギーは非常に強い痒みを伴うため、毎月の予防薬は欠かせない。

(6) 獣医師との連携

  • アレルギーは「完治」ではなく「コントロール」が目標。
  • 投薬や食事療法を組み合わせ、症状を最小限に抑える。

3. 犬種ごとの具体的な留意点

シーズー

  • 皮膚が脂っぽくなりやすく、マラセチア感染を併発しやすい。
  • 顔のシワは蒸れやすいため、毎日の拭き取りが必要。

フレンチ・ブルドッグ

  • 散歩後は必ず体を拭き、シワの間も清潔に保つ。
  • 温度・湿度の変化に弱いため、室内環境を一定に保つ工夫が必要。

ウエスティ

  • 食事による反応が多いため、フード選びが最重要。
  • 毛が白いため皮膚炎が悪化すると目立ちやすく、早期ケアが不可欠。

ゴールデン・ラブラドール・レトリバー

  • 耳が蒸れるため、週1回程度の耳掃除を習慣化。
  • 活動的な犬種なので、散歩や水遊びの後はしっかり乾燥させること。

柴犬

  • 日本特有の四季の変化によって花粉や湿気の影響を受けやすい。
  • 被毛のダブルコート構造により、通気性が悪く皮膚炎が悪化しやすい。

プードル

  • 毛が密集しているため、定期的なトリミングとシャンプーが必須。
  • アレルギーだけでなく皮膚腫瘍にも注意が必要。

飼い主ができる最も大切なことは、清潔な環境維持、適切な食事管理、定期的なスキンケアと耳のケア、ノミ・ダニ予防、これらを組み合わせて「症状を抑え込み、生活の質を高める」ことです。アレルギーは一生付き合っていく可能性がありますが、正しい知識と工夫があれば、愛犬を快適に暮らさせることが十分に可能です。

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Life Design Plus 代表 佐藤 篤

柏市を起点に犬のしつけの学校及び不動産コンサルティング業務を展開する会社です。
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