犬の無駄吠え問題について

ペットと住まいの寄り添いトレーナー 佐藤👨です。千葉県東葛地区を起点にペットショップと連携しながら全国展開対応中。オンラインを駆使した家庭犬専門しつけの教室。 しつけ以外に、犬の特性に基づいた飼い方や健康管理、住まいでの環境設定等幅広に情報提供しております。他にない犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、褒めるトレーニングによる指導を行っています。



新聞ニュースで犬の吠えに関する問題を取り上げた記事を見ました。東京都環境局のホームページによると、犬の鳴き声は正面5mで90~100デシベルの騒音レベルであるとされています。犬が室内にいる場合でも10~15デシベルほどしか緩和されないとのことです。

1. 犬が吠える主な原因

犬が吠える理由には、以下のようなものがあります。

(1)警戒・防衛

犬は縄張り意識が強く、不審な音や見慣れない人、動物に対して警戒心を抱き、吠えることがあります。これは本能的な行動ですが、過度な警戒心がある場合は、環境の影響や社会化不足が原因となっている可能性があります。

(2)要求吠え

犬は「遊んでほしい」「ご飯が欲しい」「散歩に行きたい」といった欲求を伝えるために吠えることがあります。飼い主が吠えるたびに要求を叶えてしまうと、吠えれば望みが叶うと学習し、問題行動に発展することがあります。

(3)分離不安

飼い主が外出すると、強い不安やストレスを感じて吠えることがあります。特に甘えん坊の犬や、飼い主と強い依存関係を築いている犬に多く見られます。この場合、吠えるだけでなく、破壊行動やトイレの失敗なども併発することがあります。

(4)興奮・ストレス

来客があったときや、他の犬と出会ったときなどに興奮して吠えることがあります。ストレスが溜まっている犬は、些細な刺激にも過敏に反応し、吠えやすくなります。

(5)恐怖・驚き

大きな音や見知らぬ物、雷や花火の音などに驚いて吠えることがあります。このような吠えは、一時的なものであることが多いですが、恐怖心が強い犬の場合は、慢性的に吠えることもあります。

(6)認知症(高齢犬の場合)

高齢になると認知機能が低下し、昼夜逆転や混乱状態から意味のない吠えが増えることがあります。この場合、単なるしつけではなく、適切なケアが必要です。

2. 吠えの問題点

犬の吠えが過剰になると、さまざまな問題が生じます。

(1)近隣トラブル

マンションや住宅街では、犬の吠え声が近隣の迷惑となることがあります。特に夜間や早朝の吠えは、騒音問題として深刻になり、最悪の場合、苦情や訴訟に発展することもあります。

(2)飼い主のストレス

犬が頻繁に吠えると、飼い主の精神的な負担が増します。特に要求吠えや分離不安による吠えが続くと、しつけが上手くいかないことに悩み、飼育放棄につながるケースもあります。

(3)犬自身のストレス

吠え続けることは犬にとってもストレスになります。興奮状態が続くと、心身の負担が大きくなり、体調不良や問題行動の悪化につながることがあります。

(4)しつけの難しさ

吠えることが習慣化すると、しつけによる改善が難しくなります。特に成犬になってからの矯正は時間がかかるため、早期の対応が重要です。

3. 吠えの対策としつけ方法

犬の吠えを抑えるためには、原因に応じた適切なしつけと環境の調整が必要です。

(1)社会化を促す

子犬のうちからさまざまな人や動物、環境に慣れさせることで、警戒吠えや恐怖吠えを防ぐことができます。社会化不足の犬は、新しい刺激に過敏に反応しやすいため、積極的に新しい経験をさせることが重要です。

(2)無視と報酬の使い分け

要求吠えには、無視することで「吠えても要求は通らない」と学ばせることが効果的です。一方で、静かにしているときにおやつや褒め言葉を与えることで、望ましい行動を強化できます。

(3)運動と遊びの充実

運動不足の犬はストレスが溜まり、吠えやすくなります。散歩の時間を増やしたり、知育玩具を使った遊びを取り入れることで、精神的・肉体的に満たされた状態を作ることが重要です。

(4)クレートトレーニング

クレート(犬用のハウス)を安心できる空間として認識させることで、分離不安や警戒吠えの軽減につながります。クレートに入ると落ち着く習慣をつけると、外出時や来客時の吠えを抑えることができます。

(5)コマンドトレーニング

「おすわり」「まて」「静かに」といったコマンドを教えることで、犬が冷静になるきっかけを作れます。吠え始めたら「静かに」と指示し、成功したらご褒美を与えることで、指示に従う習慣をつけられます。

(6)環境の見直し

外の音や刺激が吠えの原因になっている場合は、窓を閉めたり、カーテンを引いたりすることで環境を調整できます。また、留守番時にテレビやラジオをつけておくことで、犬が安心できる場合もあります。

(7)専門家の助けを借りる

自己流のしつけで改善しない場合は、ドッグトレーナーや獣医師に相談するのも有効です。特に分離不安や認知症による吠えは、専門的なアプローチが必要になることが多いです。

犬の吠えは、自然な行動である一方、過剰になると飼い主や周囲の人々にとって問題になります。吠えの原因を正しく理解し、適切なしつけと環境調整を行うことで、犬のストレスを軽減しながら吠えを抑えることができます。飼い主が根気強く対応し、犬との信頼関係を築くことが重要なポイントです。また、ペットの騒音トラブルは、飼い主と周辺住民の方との関係性が良好なほど起こりにくい問題といわれています。
日ごろの付き合いの深さにもよりますが、近所に住む方々が不快にならないように意識することも重要なポイントなってくると思います。

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