ペットと住まいの寄り添いコンサルタント 佐藤👨です。
千葉県柏市を起点に、家庭小型犬を中心としたワンちゃんのしつけの学校。
他にあまりない飼い主様への犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、陽性(褒める)トレーニングによる伴走出張しつけ指導を行っています。

「犬を飼っている人って、何歳くらいが多いの?」「60代から犬を迎えても大丈夫?」そんな疑問を持ったことはありませんか。
犬との暮らしは、仕事や子育てに忙しい30〜40代、生活にゆとりが生まれる50〜60代、そして70代以上では少しずつ変わってきます。
例えば、若い世代では留守番やしつけ、シニア世代では散歩の負担や将来のお世話が気になることもあります。しかし、犬を飼うのに大切なのは年齢だけではありません。
今回は、犬の飼い主に関する調査データを紹介しながら、世代別の悩み、犬種ごとの特徴、無理なく続けられる犬のしつけ方法を解説します。これから犬を迎える方も、すでに一緒に暮らしている方も、ぜひ参考にしてください。
1. 犬を飼っている人は何歳が多い?年代別の飼育率
犬を飼っている人は、若い世代が多いのでしょうか。それとも、時間に余裕のあるシニア世代なのでしょうか。
日本ペットフード協会の「2024年全国犬猫飼育実態調査」では、年代別の犬の飼育率が公表されています。
この結果を見ると、20代が12.0%と最も高く、30〜60代でも約10%の人が犬を飼っています。
つまり、犬との暮らしは特定の世代だけのものではありません。
ただし、この数字は各年代の人のうち犬を飼っている割合です。飼い主全体の人数構成や、どの世代が最も多く犬を飼っているかを直接示すものではありません。
また、2025年の調査では、国内の犬の推計飼育頭数は約682万頭と報告されています。
1-1. 年齢よりも生活環境が大切
例えば、同じ50代でも、仕事で毎日帰宅が遅い人と、自宅で過ごす時間が長い人では、犬にかけられる時間が違います。
一方で、70代でも毎日元気に散歩を楽しむ人はいます。
そのため、犬を迎える際には次の点を確認しましょう。
- 毎日の散歩や食事の世話ができるか
- 犬と過ごす時間を確保できるか
- 医療費やトリミング代を負担できるか
- 自分が体調を崩したときに頼れる人がいるか
犬を飼いやすい年齢を探すより、自分の暮らしに合った飼い方を考えることが大切です。
2. 30〜50代の飼い主事情|仕事や家族との両立がポイント
2-1. 30代は留守番としつけが悩みになりやすい
30代では、仕事や家事、子育てなどで忙しい家庭も少なくありません。
例えば、朝は出勤準備で慌ただしく、帰宅後は食事の支度。そんな生活の中で犬を迎えると、思っていた以上に時間が必要だと感じることがあります。
よくある相談をもとにした例を紹介します。
「仕事から帰ると、トイレが失敗だらけ。寂しくて鳴いていたみたいで、どうしたらいいのか分からなくて……」
最初は失敗するたびに叱っていた飼い主さん。しかし、犬にとっては何をすればよいのか分からず、不安が増してしまう場合があります。
そこで、トイレの場所を分かりやすく整え、成功した直後に褒める方法へ変更します。
また、短い留守番から練習し、落ち着いて過ごせる時間を少しずつ増やします。
Before: トイレの失敗が続き、飼い主も犬も落ち着かない。
After: 成功する機会が増え、飼い主が焦らず対応できるようになる。
これは改善の一例であり、実際の変化には個体差があります。
2-2. 40代は家族でしつけを統一する
40代では、家族みんなで犬を育てる家庭もあります。
しかし、お父さんはソファに乗せないのに、子どもは一緒に寝ているなど、家庭内でルールが違うこともあります。
その結果、犬が何をしてよいのか迷ってしまう場合があります。
例えば、「おすわり」「待って」「ハウス」など、家族で同じ言葉を使うことから始めましょう。
さらに、子どもには寝ている犬を無理に触らないことも伝えます。
犬のしつけは、犬だけに頑張ってもらうものではありません。家族全員が分かりやすい環境をつくることが大切です。
2-3. 50代は将来の暮らしも考える
50代になると、子育てが落ち着き、犬との時間を楽しみたいと考える方もいるでしょう。
一方で、犬は10年以上一緒に暮らす可能性があります。
そのため、現在の生活だけでなく、60代以降の暮らしも考えた犬種選びが重要です。
例えば、毎日長時間の運動を必要とする犬種では、将来的に散歩の負担が大きくなることもあります。
小型犬であっても運動や遊びは必要です。体の大きさだけで判断しないようにしましょう。
3. 60〜70代の犬との暮らし|健康と将来への備えが大切
3-1. 60代は犬との時間を楽しみながら無理をしない
60代では、退職などをきっかけに生活リズムが変わる方もいます。
「これからは犬とゆっくり散歩を楽しみたい」
そんな思いで犬を迎える方もいるでしょう。
犬との散歩は、毎日の外出や人との交流のきっかけになります。
しかし、犬が急に引っ張ると転倒につながる危険もあります。
そのため、散歩中に飼い主の近くを落ち着いて歩く練習が大切です。
例えば、犬がリードを引っ張ったら無理に引き返さず、安全な場所で立ち止まります。そして、リードが緩んだら褒めて歩き始めます。
短い時間でも繰り返すことで、落ち着いて歩く習慣につながります。
3-2. 70代は犬の将来も考えた準備を
70代でも犬との暮らしを楽しんでいる方はいます。
ただし、新しく犬を迎える場合は、飼い主自身が入院したり、散歩が難しくなったりする可能性も考えておきたいところです。
例えば、次の準備が役立ちます。
- 家族や知人と犬の世話について相談する
- 緊急時に預けられる場所を確認する
- 犬の食事や薬の情報をまとめておく
- 成犬やシニア犬を迎える選択肢も考える
大切なのは年齢を理由に諦めることではなく、犬が生涯安心して暮らせる環境を整えることです。
4. 世代別の犬種選び|初心者でも飼いやすい犬は?
「初心者向けの犬は、どんな犬種ですか?」
これは犬を迎える前によく出てくる疑問です。
しかし、犬の性格には個体差があり、同じ犬種でも活発な子や慎重な子がいます。
ここでは、犬種別の飼い方を考える際に知っておきたい3犬種を紹介します。
4-1. トイ・プードル
人との交流や遊びを好む傾向があり、しつけを楽しみながら取り組みやすい犬種です。
一方で、毛のお手入れや定期的なトリミングが必要です。また、膝のお皿のトラブルにも注意しましょう。
4-2. 柴犬
自分のペースを大切にする傾向があり、無理に触られることを嫌がる犬もいます。
そのため、子犬の頃から人や環境に慣れる練習が重要です。皮膚のかゆみなどにも気を配りましょう。
4-3. チワワ
小さな体でも活発な子が多く、家族に強い愛着を示すことがあります。
一方で、知らない人や音に敏感な子もいます。怖がって吠える場合は、叱るより安心できる距離を確保しましょう。膝や心臓の健康にも注意が必要です。
どの犬種にも魅力があります。しかし、小型犬だから飼いやすい、賢い犬だからしつけが簡単とは限りません。
犬種ごとの特徴を参考にしながら、その犬自身の性格や健康状態を確認することが大切です。
■トレーナーからの一言アドバイス|年齢よりも犬との向き合い方
犬のしつけ相談では、飼い主が一生懸命になるほど、思うようにいかず悩んでしまうことがあります。
「何度教えても覚えてくれないんです」
そんな相談でまず確認したいのは、犬が理解できる方法で教えているかどうかです。
例えば、散歩中に吠える犬を強く叱っても、怖さが増してしまうことがあります。
その場合は、吠える対象から距離を取り、落ち着いていられる場面を褒める方法を考えます。
また、30代の忙しい飼い主でも、毎日5分の練習なら続けられるかもしれません。
一方、70代の飼い主なら、椅子に座ったまま「おすわり」や「おいで」を教えることもできます。
犬のしつけで大切なのは、長時間頑張ることより、無理なく続けることです。
犬との幸せな暮らしに年齢は関係ある?
犬を飼っている人は20代から70代まで幅広く、30〜60代でも約1割の人が犬を飼っています。
そして、年代によって生活環境や悩みは変わります。
30〜40代では仕事や家族との両立、50〜60代では将来を見据えた犬種選び、70代では緊急時の備えも大切になります。
しかし、どの世代にも共通するのは、犬の性格を理解し、無理なくお世話を続けられる環境をつくることです。
年齢だけで判断せず、愛犬と自分に合った暮らし方を見つけていきましょう。
愛犬のしつけで悩んでいませんか?
「散歩で引っ張る」「留守番が苦手」「吠え癖が気になる」など、愛犬との暮らしで困っていることはありませんか?
犬のしつけは、犬種や年齢、家庭環境によって適した方法が異なります。
一人で悩まず、ドッグトレーナーにご相談ください。
愛犬の性格とご家庭の生活スタイルに合わせて、無理なく続けられる改善方法を一緒に考えていきましょう。
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