ペットと住まいの寄り添いコンサルタント 佐藤👨です。
千葉県柏市を起点に、家庭小型犬を中心としたワンちゃんのしつけの学校。
他にあまりない飼い主様への犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、陽性(褒める)トレーニングによる伴走出張しつけ指導を行っています。
パンティングについて
犬のパンティングは、犬の呼吸の一種であり、犬が体温を調節し、身体の状態を制御するための重要なメカニズムです。パンティングは、犬が舌を外に出して急速に呼吸する行動を指します。
効果
犬のパンティングは、熱の放散と体温調節のための効果的な方法です。犬は人間よりも体温が高く、汗腺がほとんどないため、体温を下げる手段が限られています。しかし、パンティングによって犬は熱を発散することができます。舌を外に出すことで、犬は周囲の空気と口腔内の水分を通じて体温を下げます。犬の舌は多数の血管で豊富に供給されており、水分を蒸発させることで熱を奪い取ります。
見られる機会
犬がパンティングする理由はさまざまです。運動や活発な遊び、暑い環境での長時間の外出など、犬が体温上昇を経験した場合にパンティングが見られます。また、緊張や興奮、ストレスの状況でもパンティングが起こることがあります。これらの状況では、犬は身体の状態を制御し、緊張やストレスから回復するためにパンティングを行います。
留意点
パンティングは、犬の健康状態や心理状態を示す重要な指標でもあります。
通常、犬のパンティングは正常な生理的な反応ですが、過度に頻繁にパンティングする場合や長時間続く場合は、潜在的な問題を示している可能性があります。犬が暑さやストレスにさらされている場合、パンティングは適切な反応ですが、犬が暑さやストレスから解放されてもパンティングが続く場合は、獣医師に相談する必要があります。
危険なパンティングの症状
- いつまでたってもパンティングがおさまらない
- 気温が高くない/運動や興奮をしていないのにパンティングしている
- ハァハァという息づかいの音に雑音が混ざっている
- いつもより息苦しそうに見える
- パンティングと同時に震えが見られる
- 舌の色が悪い(紫色や白っぽい色をしている)
これから気温が上昇する季節、大事な愛犬の体調管理の参考にしてください。
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