冬に多い犬の疾患について

ペットと住まいの寄り添いトレーナー 佐藤👨です。千葉県東葛地区を起点にペットショップと連携しながら全国展開対応中。オンラインを駆使した家庭犬専門しつけの教室。 しつけ以外に、犬の特性に基づいた飼い方や健康管理、住まいでの環境設定等幅広に情報提供しております。他にない犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、褒めるトレーニングによる指導を行っています。



最近、我が家のコロンも乾燥のせいか、身体を痒がる仕草をみせていますが、季節ごとに気をつけないとならないことあるんですね。

5つの疾患について

■泌尿器系疾患

冬は犬の泌尿器系の病気が多くなるといわれています。たとえば、寒くなって犬の飲水量が減りがちになることで、尿路感染症や膀胱炎、結石症状などが多くなります。犬の泌尿器系の病気では、頻尿、血尿、尿が出にくい、残尿感、嘔吐などの症状がみられ、ひどくなると元気や食欲がなくなってきます。

■関節疾患

冬は寒さから運動量が低下するなど、犬の運動不足によって関節や筋肉の血流が滞り筋肉がこわばりやすくなり、このような状態で急に運動するといったことをきっかけに関節炎を起こすことが考えられます。また、慢性関節炎の持病のあるコは、寒さで痛みが増すケースもみられます。


■呼吸系疾患

冬の低温で低湿度の環境はウイルスが繁殖しやすく、犬の上気道の粘膜の防御力が弱りやすくなることで気管炎を起こしやすくなります。特に子犬のケンネルコフには注意が必要です。
 冬は空気の乾燥で犬の鼻やのどの粘膜が刺激を受けて、咳や鼻水などの症状がみられやすくなります。また、気管虚脱などの呼吸器の基礎疾患のある子は咳の症状が出やすくなります。

■皮膚疾患

冬場の乾燥によって犬の皮膚のバリア機能が低下することで外部刺激に弱くなりかゆみが出やすくなり、感染が成立しやすくなることで皮膚炎が起きることがあります。
 また、暖房器具による乾燥や皮膚温度の上昇によって皮膚のかゆみが起きやすくなります。

■循環器系疾患

冬は循環器系の疾患が多くなるともいわれています。
基礎疾患に心臓病がある子は、暖かい室内から寒い屋外に出ることで急激に血圧が変動して心臓に負担がかかり、咳をしたり肺水腫を引き起こすことがあります。

上記5つの疾患の一つ、犬の風邪とも言われるケンネルコフ。人間同様、栄養や睡眠と環境を管理しかからないように気をつけましょう!!

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