犬の涙やけが治らない?考えられる原因・毎日のケア・犬種別の注意点

ペットと住まいの寄り添いコンサルタント 佐藤👨です。
千葉県柏市を起点に、家庭小型犬を中心としたワンちゃんのしつけの学校。
他にあまりない飼い主様への犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、陽性(褒める)トレーニングによる伴走出張しつけ指導を行っています。

「毎日目のまわりを拭いているのに、茶色い涙やけがなかなか消えない」「フードを変えれば治るの?」と悩んでいませんか。
特に白い毛の犬では目立ちやすく、見た目だけの問題と思われがちです。しかし、涙やけの背景には、涙の量が増えている、涙の通り道が狭い、毛やまつ毛が目を刺激しているなど、いくつかの原因が考えられます。
そのため、自己流のケアだけを続けるより、愛犬の目の状態を観察することが大切です。
この記事では、犬の涙やけの原因、自宅でできる安全なケア、動物病院へ相談したいサインを、よくある相談も交えて解説します。また、トイプードル・マルチーズ・シーズーを例に、犬種ごとの特徴やケアのコツを初心者向けに紹介します。

1.犬の涙やけとは?まず知っておきたい基本

犬の涙やけとは、目からあふれた涙によって目の下の毛が茶色や赤茶色に変色した状態を指します。

涙は本来、目の表面を守るために必要なものです。そして通常は、目から鼻へつながる通り道を通って排出されます。

しかし、涙が多く出たり、うまく排出できなかったりすると、目の外へ涙があふれることがあります。こうした状態は「流涙症」と呼ばれます。涙で毛が濡れた状態が続くことで、涙やけが目立つようになります。

トレーナーとして飼い主さんと話していると、

「白い犬だから仕方ないですよね?」
「フードを高いものに変えたのに治りません」
「毎日拭いているのに、また茶色くなります」

といった相談を耳にします。

ここで大切なのは、涙やけ=フードの問題、と決めつけないことです。

例えば、涙の通り道の問題や目への刺激など、原因によって必要な対応は変わります。そのため、「何を食べさせれば消えるか」だけではなく、「なぜ涙があふれているのか」という視点を持ちましょう。

2.犬の涙やけで考えられる3つの原因

2-1.涙の通り道に問題がある

涙は目から鼻へと流れていきます。しかし、その通り道が狭かったり、詰まったりすると、涙が目の外へあふれやすくなります。

獣医療では、炎症や異物などによって涙の通り道がふさがれることがあり、必要に応じて動物病院で検査や処置が行われます。

そのため、毎日きれいに拭いているのに常に目の下が濡れている場合は、「お手入れ不足」とは限りません。

初心者の飼い主さんほど、

「私がちゃんと拭いていないからかな……」

と自分を責めてしまうことがあります。

しかし、ケアだけでは解決しにくい原因もあります。長く続く場合は一度獣医師に相談すると安心です。

2-2.毛やまつ毛などが目を刺激している

目の周辺の毛や、通常とは異なる位置に生えたまつ毛などが目を刺激すると、涙が増えることがあります。まぶたの形などが関係する場合もあります。

例えば、顔の毛が伸びやすい犬では、目の周囲の毛が目に入りそうになっていないか日常的に確認しておきたいところです。

ただし、自宅で目のギリギリまでハサミを入れるのはおすすめできません。

犬が突然動けば危険です。必要なカットはトリマーなど専門家へ相談しましょう。

2-3.目そのものにトラブルが起きている

「涙やけだから、そのうち治る」と思っていたら、実際には目に炎症や傷があった、という可能性も考えなければなりません。

結膜炎では赤みや目やに、違和感などがみられることがあります。また、角膜の傷でも痛みに伴って涙が増える場合があります。

特に、

  • 急に涙が増えた
  • 片目だけ涙が多い
  • 目が赤い
  • 目やにが増えた
  • 目を細めている
  • 前足で目をこする

といった変化がある場合は、「涙やけのお手入れ」だけで済ませず、早めに動物病院へ相談してください。

3.涙やけが気になりやすい犬種と飼い方のポイント

ここからは犬種別 飼い方の視点で、代表的な3犬種を見ていきましょう。

なお、犬種によって傾向はありますが、すべての犬に同じ症状が出るわけではありません。

3-1.トイプードル

トイプードルは家庭犬として人気があり、顔まわりの被毛が伸びるため、目元のお手入れを習慣にしたい犬種です。

また、犬 性格には個体差がありますが、人とのやり取りを楽しむ子では、目元ケアをトレーニングの一部にすると受け入れやすくなるケースがあります。

私が現場でよくおすすめするのは、

「いきなり完璧に拭こうとしない」

という方法です。

最初は目元に軽く触る→褒める。次に清潔なコットンなどを近づける→褒める。

このように少しずつ進めます。

これも立派な犬 しつけです。

3-2.マルチーズ

白い被毛のマルチーズでは、涙による着色が目立ちやすいため、「涙やけがひどくなった」と感じやすい傾向があります。

ある飼い主さんからは、

「朝晩、捕まえてゴシゴシ拭いていたら、私がコットンを持っただけで逃げるようになりました」

という相談がありました。

そこで、無理に押さえる方法をやめ、短時間触れたら褒める練習へ変更。

Before:コットンを見る→逃げる→捕まえる→さらに嫌がる

という状態から、

After:目元に触る→待てる→褒めてもらう→短時間で終了

という流れに変えていきました。

結果として、毎日のケアに対する抵抗を減らすことができました。

涙やけそのものの治療ではありませんが、ケアを嫌いにさせないことは長期的な飼いやすさにつながります。

3-3.シーズー

シーズーのように目が大きく見える犬では、目の表面を刺激から守るという視点も重要です。

短頭種では、まぶたを完全に閉じにくい状態など、顔や目の構造に関連する問題がみられる場合があります。

そのため、「昔から涙が多いから、この子はこういう犬」と決めつけず、変化を観察してください。

初心者向け 犬として犬種を選ぶときも、「飼いやすい・飼いにくい」だけで判断するのではなく、犬種ごとの特徴と必要なお手入れを知ることが大切です。

4.自宅でできる涙やけケア

涙やけが気になる場合、まず意識したいのが目の周囲を清潔に保つことです。

涙で濡れた状態をそのままにせず、清潔で柔らかいコットンやガーゼなどを使い、やさしくお手入れします。

ここで初心者がやってしまいやすい失敗が、

「茶色い部分を落としたくて強くこする」こと。

目の周りはデリケートです。汚れを一度で全部落とそうとせず、犬が嫌がらない範囲で行いましょう。

また、市販品を使用する場合も、目の周囲に使用できる製品なのか説明を確認してください。

さらに、顔周りの毛が長い場合はトリミングも検討します。

つまり、家庭での基本は、

「こする」より「清潔に保つ」
「押さえつける」より「慣らす」

です。

5.フードを変えれば涙やけは治る?

涙やけの相談では、

「ネットでフードを変えたら治ったと見ました」

という話が非常によく出ます。

しかし、涙やけには涙の排出経路、目への刺激、炎症など複数の原因が考えられます。したがって、すべての涙やけがフード変更だけで改善すると考えるのは避けたほうがよいでしょう。

もちろん、食事は犬の健康管理で重要です。

一方で、「涙やけ専用」といった情報だけを頼りに食事を次々と変更すると、何が愛犬に合っているのか分かりにくくなることもあります。

食事変更を検討するときは、年齢や体調も踏まえ、必要に応じて獣医師に相談してください。

■トレーナーからの一言アドバイス

涙やけの相談で、私が飼い主さんに伝えたいのは、目元のお手入れと犬との信頼関係をセットで考えてほしいということです。

「嫌がるから押さえて一気に終わらせています」

という相談は珍しくありません。

しかし、毎日行うケアほど、犬にとって嫌なイベントにしない工夫が重要です。

最初から10秒拭く必要はありません。

「目の横に触れたら褒める」
「コットンを見せたらおやつ」
「1回やさしく拭けたら終了」

というところから始めても構いません。

特に子犬では、こうした練習が将来のブラッシング、歯磨き、耳掃除などにもつながります。

ただし、目が赤い、痛そう、急に涙が増えたなどの異常がある場合は、しつけで我慢させる場面ではありません。まず動物病院で原因を確認してください。

犬の涙やけは、単純な毛の汚れとは限りません。

涙の通り道、目への刺激、まぶたやまつ毛、目の炎症など、さまざまな原因が考えられます。

そのため、毎日のケアでは目元を清潔に保ちながら、涙の量や目の赤み、目やに、左右差などを観察することがポイントです。

また、トイプードル、マルチーズ、シーズーなど、犬種ごとの特徴を理解すると、必要なケアにも気づきやすくなります。

「うちの子は昔から涙やけがあるから」と決めつけず、いつもと違う変化があれば獣医師へ相談しましょう。

そして、日常のお手入れを嫌がる場合は、無理に押さえるのではなく、犬が受け入れられる小さなステップから練習することが大切です。

目元のお手入れを嫌がる愛犬でお悩みの方へ

「顔を触ろうとすると逃げる」
「目元を拭こうとすると噛もうとする」
「毎日のブラッシングやお手入れが大変」

そんなお悩みはありませんか?

涙やけの医学的な原因については動物病院への相談が基本ですが、お手入れを嫌がる・触られるのが苦手といった行動面は、犬 しつけの工夫で改善できるケースがあります。

愛犬の性格に合わせた練習方法を知りたい方は、ドッグトレーニング相談・お問い合わせをご利用ください。

まずは、無料相談してみたい方のお申し込みはこちらからどうぞ。
●一人で悩みを抱え、相談する先がわからないお客様はこちら!
<オンライン無料相談(30分)>

https://forms.gle/9ruE5RcNEigM9ZX76

●飼い主様自身ができるようになるしつけの基本がわかる内容紹介

https://ldplus.jp/service/pets/

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

全体ホームページ(様々なご提供中サービスをご覧いただけます)
人とペットに優しい、ライフデザインの実現を!
Life Design Plus  代表  佐藤 篤
https://ldplus.jp/


【お問合せ先】
mail: boby160719@gmail.com
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

Life Design Plus 代表 佐藤 篤

柏市を起点に犬のしつけの学校及び不動産コンサルティング業務を展開する会社です。
犬のしつけは、家庭小型犬をメインに出張トレーニングとオンラインを併用したコースしつけ指導を行っており、不動産コンサルティング業務は、不動産鑑定をメインにその他周辺業務を行っています。

関連記事

  1. 犬のフィラリア感染

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事 おすすめ記事
PAGE TOP