「犬の分離不安とは?留守番が苦手な犬への接し方と改善方法 現役ドッグトレーナーが解説」

ペットと住まいの寄り添いコンサルタント 佐藤👨です。
千葉県柏市を起点に、家庭小型犬を中心としたワンちゃんのしつけの学校。
他にあまりない飼い主様への犬知識提供のオンラインセミナーと併せ、陽性(褒める)トレーニングによる伴走出張しつけ指導を行っています。

「仕事から帰宅すると部屋が散らかっている」「留守番中にずっと吠えていると近所から言われた」「外出しようとすると愛犬が落ち着かなくなる」。
このような悩みを抱える飼い主さんは少なくありません。その原因の一つとして考えられるのが分離不安です。
 しかし、留守番が苦手だからといって、すべての犬が分離不安というわけではありません。
また、犬種による性格の違いや生活環境も大きく関係しています。
今回は現役ドッグトレーナーの視点から、分離不安の原因や見分け方、犬 しつけのポイント、犬種別 飼い方まで、初心者にも分かりやすく解説します。正しい知識を身につけ、愛犬も飼い主も安心して過ごせる毎日を目指しましょう。

1. 犬の分離不安とは?ただの寂しがりとは違う

分離不安とは、飼い主と離れることに強い不安やストレスを感じ、問題行動として現れてしまう状態を指します。

よく見られる行動には次のようなものがあります。

  • 留守番中に吠え続ける
  • ドアや窓を引っかく
  • 家具や物を壊す
  • トイレを失敗する
  • よだれやパンティング(浅く速い呼吸)が増える
  • 飼い主が出掛ける準備を始めるだけで落ち着かなくなる

ただし、これらの行動だけで分離不安と断定することはできません。年齢や運動不足、体調不良など、ほかの原因が隠れている場合もあります。

2. 分離不安になりやすい犬の特徴とは?

犬 性格には個体差がありますが、犬種ごとの特徴として、人との関わりを強く求める犬種は比較的留守番が苦手な傾向があります。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

  • 人が大好き
  • 常に家族のそばにいたい
  • 一人になる時間が長いとストレスを感じやすい傾向

ビション・フリーゼ

  • 甘えん坊
  • 家族とのコミュニケーションを好む
  • 留守番の練習が重要

トイ・プードル

  • 学習能力が高い
  • 飼い主への愛着が深い
  • 正しい犬 しつけで改善しやすいケースも多い

※これらは犬種全体の傾向であり、実際の性格には個体差があります。

3. よくある相談事例

私の教室で実際によくある相談があります。

「玄関で靴を履くだけで、犬が震え始めます。」

「帰宅するとクッションが毎日ボロボロです。」

飼い主さんは「いたずら」と考えていました。

しかし生活を詳しく聞くと、

  • 朝から夕方まで一人
  • 散歩は5分程度
  • 帰宅後もあまり遊ぶ時間がない

という状況でした。

つまり、「困らせよう」としているのではなく、不安をどう表現していいか分からない状態だったのです。

4. Before → Afterで見る改善事例

Before

外出のたびに大騒ぎ。

飼い主さんも

「かわいそうだから…」

と毎回長いお別れのあいさつ。

結果として、

「飼い主がいなくなる=大事件」

という認識になっていました。

After

改善のために取り組んだことは、

  • 外出前は普段どおり接する
  • 留守番前に散歩をする
  • 知育トイを活用する
  • 最初は5分程度の外出から練習

約1か月後には、

「以前より落ち着いて見送ってくれるようになりました。」

と笑顔で報告をいただきました。

5. 今日からできる分離不安の改善方法

十分に運動する

エネルギーが発散できると、留守番中も落ち着きやすくなります。

一人の時間に慣らす

家の中でも別室で過ごす時間を少しずつ作りましょう。

外出を特別な出来事にしない

「行ってきます!」と大げさに声を掛けるより、自然に外出する方が安心しやすい犬もいます。

帰宅後も興奮させすぎない

帰宅直後は少し落ち着いてから遊ぶようにすると、留守番への不安軽減につながる場合があります。

6. 初心者向け 犬を迎えるなら知っておきたいこと

犬種別 飼い方を考えるときは、「飼いやすさ」だけではなく、自分の生活スタイルとの相性が大切です。

例えば、

  • 在宅勤務が多い家庭
  • 共働きで留守番時間が長い家庭
  • 高齢者だけの家庭

では、向いている犬種や接し方も変わります。

犬種ごとの特徴を理解したうえで迎えることで、将来的なトラブルを減らしやすくなります。

7. トレーナーからの一言アドバイス

私が現場で感じるのは、「もっと早く相談していれば良かった」という飼い主さんが本当に多いことです。

あるご家庭では、「留守番中に毎日吠えるので、近所から苦情が来てしまいました」と相談を受けました。
生活リズムや遊び方、外出前後の接し方を一緒に見直したところ、数週間後には吠える時間が徐々に短くなり、飼い主さんも「安心して仕事に行けるようになりました」と話してくださいました。

分離不安は叱って解決するものではありません。不安な気持ちに寄り添いながら、少しずつ成功体験を積み重ねることが大切です。

分離不安は、犬が「わがまま」だから起こるものではありません。不安やストレスが行動として現れている可能性があります。

そのため、

  • 犬 性格を理解する
  • 犬種ごとの特徴を知る
  • 正しい犬 しつけを続ける
  • 生活環境を見直す

ことが改善への第一歩です。

焦らず愛犬のペースに合わせて取り組むことで、安心して留守番ができるようになる可能性があります。


「愛犬が留守番中に吠えてしまう」「分離不安かどうか判断できない」とお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。

また、関連記事では

  • 子犬の留守番トレーニング
  • 犬種別 飼い方
  • 犬の無駄吠え改善方法

についても詳しく解説しています。愛犬との暮らしをより快適にするために、ぜひあわせてご覧ください。

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Life Design Plus 代表 佐藤 篤

柏市を起点に犬のしつけの学校及び不動産コンサルティング業務を展開する会社です。
犬のしつけは、家庭小型犬をメインに出張トレーニングとオンラインを併用したコースしつけ指導を行っており、不動産コンサルティング業務は、不動産鑑定をメインにその他周辺業務を行っています。

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